広島に住む素描家、しゅんしゅんさんの素描画ポストカード。
『39 years old』
『砂時計』
活版印刷でお手伝いさせていただきました。
そしていま竹村活版室でも販売中です。
世界中の39歳の方たちへ、愛込められた年輪。
さするとかすかな凹凸が感じられます。
添えられた「39 years old tree」は金属活字〈センチュリーオールド〉を組んで印刷。
照れ屋さんの、いや、照れ屋さんへ贈る「サンキュー!」カードとしても…
いかがですか?
横にすると無限大∞マークにも似た砂時計。
言葉を発さずただ落ち弾けゆく砂。
音が聞こえてきそうな不思議な時間と、やわらかな空間。
この、しゅんしゅんさんの独特の線と空気がとても好きです。
細い線のタッチが活きるよう、インキの量と印圧の具合を調整しています。
まるで直に描かれているかのように仕上がりました。
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ところでちょっと、小話を。
しゅんしゅんさんといえば、terzo tempoで画集を拝見してからずっと、
とても気になる存在の方でした。
生まれが高知ということで、時々高知に帰って来られるのだそうです。
秋めいてきた今年の10月の終わりごろ、しゅんしゅんさんより一通のメールが届きました。高知に行くので、活版室を訪れたいという内容。
メールから数日後、しゅんしゅんさんは本当にやってきてくれました。
この二つのポストカードのイメージ図を持って。
その半月後に迫った「瀬戸内生活工芸祭」(11/23.24開催)に出展される際、ポストカードを販売したい、とのこと。
スケジュールにはあまり余裕がありませんでしたが、そのぶん息を合わせて、そして集中。
とても楽しくやり取り、進行することができました。
(その後無事、工芸祭で初お披露目されたそうです)
これを機にこれからも何かご一緒できたらいいな。と勝手に思っておりますが
お互いに交わした「四国〜中国エリア仲間としてこれからもよろしくお願いします!」という言葉に、これからの新しくて楽しい予感が詰まっているのでした。
高知では以前より、terzo tempoとDENにて、しゅんしゅんさんの素描画集が取り扱われています。
まだご覧になったことのない方は、そちらもあわせてぜひ。
詳しくは > 素描家しゅんしゅん http://www.shunshunten.com/