竹村活版室

雑記帖

mama!milk 冬の音楽会【Duologue】

2013年12月3日

今年の冬も、蛸蔵でのmama!milk演奏会。
毎年の冬支度は演奏会の準備に始まり、演奏会でその年が締まります。


design _ Takemura Design & Planning , 竹村活版室

mama!milk、今年は新譜【Duologue】を出されました。
前回のアルバムから、演奏会でも数回にわたり
栗原務さんやトウヤマタケオさんらをゲストを迎えての“トリオ”でしたが
今回は久々に、mama!milkのお二人だけの“デュオ”による演奏会です。
とても楽しみです。

そして、開場の蛸蔵ではこの演奏会のためにsoniohouseさんの音響設計が取り入れられます。
12面体のスピーカーなのだそうです。
疎い私は初めてsoniohouseさんのことを知るのですが、terzo tempoの佐野君が興奮気味に話してくれるのを聞くとわくわくしてきました。
ちょっとこれは、体感してみたい、、!
この詳しい音響設計についてはこちら >> terzo tempoのブログsoniohouseさんのサイト

それから恒例のチケット、今回も活版印刷です。
一枚ずつ、心をこめて印刷しています。

このチケットの印刷が活版印刷というのは、私が勝手にこだわって(笑)、自由にさせていただいているのですが。
演奏会までの約束された楽しみ、演奏会後の余韻と思い出。
便利な時代になりましたが、こういうチケットや切符の機能以外のところ、忘れたくないなと思うのです。
久々の“デュオ”ということで、赤と黒で。

まだチケット販売、ご予約も引き続き受け付けております。

寒い夜の音楽、やっぱりお酒とともに愉しみたいものです。
ビールやワインなどはもちろん、 ホットワインや自家製アップルサイダーなど暖かな飲み物もterzo tempoから出されます。
開場時間も演奏会より1時間早く設けていますので、ぜひ余裕を持ってお出かけください。
そしてゆっくり一杯やりながら演奏会が始まるのをお待ちくださいね。
あ〜、楽しみ!

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mama!milk 冬の音楽会 Duologue

2013年12月15日[日]
開場 18時30分 / 開演 19時
前売 3,000円 当日 3,500円 1drink order

演  奏:mama!milk
音響設計:鶴林万平 (sonihouse)
選  曲:佐野寛 (terzo tempo)
主  催:terzo tempo + Takemura Design & Planning
会  場:蛸蔵 – Art Zone Warakoh soko-
〒780-0074 高知市南金田28
http://warakoh.com/theater
※本公演では駐車場はありませんので、電車やタクシーなど公共交通でおいでください。

チケット販売所:terzo tempo/den/美容室balle/竹村活版室
お問合せ:terzo tempo 080-6559-2013 terzo.tempo@hotmail.co.jp

mama!milk
生駒祐子(アコーディオン)、清水恒輔(コントラバス)によるデュオ。
1997年より世界各地の劇場、客船、廃墟、広場等で演奏を重ねながら、数々のアルバム作品や、舞台、映画、美術作品のサウンドトラックを発表。その異国情緒溢れる音楽は、クラシカルな香りもあいまって「旅へいざなう音楽」あるいは「Japanese New Exotica」とも評されている。
本年は W.シェイクスピア作、白井晃演出舞台「オセロ」の音楽担当として各地の劇場で演奏の他、アルバム「Duologue(デュオローグ)」を発表。1999年~2011年の間に多様な編成による演奏で発表された楽曲より珠玉の21曲を、アコーディオンとコントラバス、2つの楽器のみで新たに演奏、録音。mama!milkの音楽が最もシンプルに記録された本作は、彼らの新境地を見せている。待望の楽譜集「Duologue」も発表予定。
http://www.mamamilk.net

sonihouse
鶴林万平(音響設計・製作)、長谷川アンナ(グラフィックデザイン)が主宰し、2007年より奈良で活動を開始する。
自然な音の再現を目指し開発されたオリジナル12面体スピーカー〝scenery〟は、 音にこだわるアーティスト、エンジニア、そして音楽ファンら多くの支持を得ている。
音と空間、そして聴き手を有機的に結び付け、 そこに豊かな音楽的循環を生むことをコンセプトに活動を続ける。本年は、山口情報芸術センター[YCAM]の「アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭」に伴い、 12面体スピーカー〝scenery:02 LIVE version〟14台を納入。スピーカーはメイン企画である坂本龍一+YCAM InterLabによる『Forest Symphony』で使用された。
http://www.sonihouse.net/


photo _ 関 宙明

【それはまた別の話 2 】きっぷ

2013年12月1日

先日、ご近所の美味しいごはん屋さん雨風食堂で、ふと『国鉄あちこち体験記』という古本を見つけ、鉄道好きの夫用に買ってみた。
家に戻りぱらぱらと何となく見ていると、この本の一番最後の章に『きっぷの誕生 東京印刷場』とあるのが目に留まる。

この本によると、東京・港区に、東京印刷場という国鉄の印刷場があったそうだ。
ここだけで全国のきっぷの三分の一が印刷されていたのだという。
ということは、もしかすると高知の路線のきっぷも印刷されていたのかもしれない。

私が育った高知県の東部には、JRが通っていなくて、ほんの十数年前に土佐くろしお鉄道・ごめんなはり線がやっと通ったくらいだから、子どものころからあまり、というかほとんどきっぷに馴染みがない。
だけど数年前だったか、夫が東京出張の際に昔のきっぷが活版印刷だからと、どこかの古本屋で見つけたらしいきっぷをお土産に買って来てくれていたのを思い出し、手元に持って来て照らし合わせながらまた本を読み進めた。

驚いたのは、写真と同じようなきっぷ(硬券)がこのサイズに断裁されてから活版印刷されていたということ。てっきり、大きな紙のサイズで何丁付けかで印刷されたものを後から断裁するものかと思っていたのに(地紋はもちろん大きな紙のまま印刷されるらしい)。

だから、この小さなきっぷサイズのまま印刷されるわけだから、その印刷機も小さいらしい。
しかも通常の印刷物とは比べ物にならないと膨大な印刷数になる。
自動販売機になる前は年間11億枚も刷られていたんだとか。
しかも一切のミスは許されない。
そして当たり前だけれど手作業で検品。

す、すごい、、、。
おもしろい、、!!

活字鋳造機までもあって、駅の名前などすべて“自家製”とか。
当時のベテランの職人さん達の仕事場どんなだっただろう、見てみたかったなぁ。
今はなき、活版印刷のきっぷの刷られるところ。

そういえば、以前ruskでもヨーロッパの古い鉄道きっぷを買っていたなと思い出し、また引き出しから取り出してくる。

それぞれの国や年代はばらばらだけれど、こちらももちろん活版印刷。
同じようにきっぷサイズのまま印刷されていたんだろうか?
いや、国が違えばまたそのやり方も違うんだろうか?

それはまた、別の話。


集英社文庫/国鉄あちこち体験記/ヒサクニヒコ著/昭和61年5月第1刷

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【それはまた別の話】と名付けた当ブログ内のコラム的コーナー。
前回(第一回)は一年以上前という、いつ次回があるかも不明。
そんな超気まぐれコーナーですが、私自身が出会った、たわいもない活版印刷にまつわるちょっとしたお話を書き留めていきます。

◉バックナンバー
【それはまた別の話 1】植版台