竹村活版室

雑記帖

『四国の美しい店』

2013年5月8日

少し前になりますが、3月初旬、『四国の美しい店』という本が発行されました。
[監修:福岡美穂 / 企画・編集:松下亮介 / 発行:コラボハウス一級建築士事務所]
四国各県の、カフェや、雑貨や洋服を扱うお店が掲載されている本です。
取り扱い店

そのなかで、竹村活版室もご紹介いただきました。
文章は、活版室もお世話になっている徳島のuta no tane店主、森さんが綴ってくれました。
写真は、高松在住のフォトグラファー GABOMIさんが写し出してくれました。
とても素敵に丁寧に伝えてくれているので、この本を見て訪ねてくださったお客様には
「ごめんなさい」と言ってしまいます。(ギャップにがっかりされていないかしら!)

表紙の印刷は活版印刷(表1と背のみ)。
このたびお声がけいただき印刷に関わらせていただきました。

といっても、私が一人でこつこつ刷り上げたわけではありません。
日頃から大変お世話になっているお二方、師匠こと(救世主こと)西村さんには組版の、
現役で活版印刷所を営む弘瀬印刷所さんには印刷のお力添えをいただき実現できたのです。


組版を印刷機のチェースという枠組みに組み付けたところ。


印刷は自動の活版機で。


試刷りを何度も行います。
活字のツメやムラを調節したり、印圧やインキの盛り具合を見極めていきます。

竹村活版室には手動の活版機(手きん)しかないので、今回に限らず、
印刷面の大きい印刷や数量の多い印刷は弘瀬印刷所さんのところでお願いしています。
紙と版を提げ、私もその場に立ち会います。
もうちょっと、あ、いきすぎた、これとこれの間くらいに…
などと弘瀬さんに伝えて微調整を何度も何度も繰り返してもらいます。
ときにはスパッと、二度や三度の試刷りで調整がうまくいく日もあります。
が、それはやってみないとわかりません。
いつでもトラブルはつきものなのです。


実は今回も一日では終らず、翌日も持ち越しになりました。
その日も暗くなるまで印刷が続きました。
(弘瀬さん、西村さん、本当にいつもありがとうございます! )

この本でご紹介いただけたことも嬉しいし、こうして表紙の印刷に携わることができ
感謝の気持ちでいっぱいです。著者の福岡さん、企画編集の松下さん、ありがとうございました。

竹村活版室でも販売中ですので、ぜひ手に取ってみてください。